富士山噴火の可能性は?被害拡大予測を確認しよう。

大規模噴火

富士山は、過去5600年の間に約180回の噴火が確認されています。その96%は小・中規模噴火ですが、この314年間噴火していません。

2011年東日本大震災から火山活動が活発になり国内111個の活火山のうち20個が不安定になっていると言われています。

その中に富士山も入っており、314年間の沈黙がどうなるかが注目されています。そのような中で、2021年3月に富士山噴火ハザードマップが17年ぶりに改定されました。

富士山噴火の可能性は?被害拡大予測を確認しよう。

ハザードマップは何か変わったのか

平安時代864年の貞観噴火は、ハザードマップの根拠となっていた江戸時代の宝永噴火の規模を超える溶岩量だったため、この規模で見直しされています。そのため溶岩流の範囲が大きくなり、経済被害は2兆5千億円に及ぶことになります。

毎日新聞/富士山溶岩、神奈川・相模原にも 噴火ハザードマップ改定 従来想定量の2倍

また、酒匂川を流れて遠く神奈川県まで溶岩流は流れてくる可能性が示唆されています。1707年宝永噴火では、流れた火山灰が川底に溜まり、半年後の台風時に下流の平野部が大洪水を引き起こしたことが確認されています。

結果、当時の小田原藩は50年から70年泥流が流れ続けたため対処できず領地を返上した歴史もあります。

この改定で注目されるのは溶岩量の見直しだけでなく、噴火口が44から252カ所に見直されたことです。

実は富士山は約2300年間山頂から噴火はしていません。山の麓にある噴火口からマグマを噴出しています。

産総研/約50年ぶりに富士山の地質図を全面改定

噴火した場合の被害

1707年の宝永噴火は、200年間貯めたマグマが噴出しました。今回は314年間分のマグマが噴出する可能性があります。しかし、いつどこから噴火するのがわからないことが問題です。そのため多くの噴火パターンが想定され、その被害範囲も大きくなりました。

前兆から噴火までの時間は、例えば2014年の御嶽山噴火は地震発生後11分で噴火しています。また溶岩流は2時間程度で到達する市もあります。そのため早め早めの避難が必要になります。

まず、大規模爆発すると空振という衝撃波によってガラスが割れ、火山弾や噴石が飛んできます。この石の弾丸で怪我や命を落とすこともあります。

内閣府/富士山火山防災マップを作成した目的

また、降灰は1707年の宝永噴火では1ヶ月続き、江戸の町の人はその被害に苦労したと言われています。

火山灰はそもそも細かいガラスの欠片で、送電線に積もりショートさせ、電子機器はダメ、電気水道ガスも止まり、首都機能が失われる予測もあります。

富士山は本当に噴火するのか?

過去の富士山の大規模噴火した時には、その前後で地震火山活動が活発になっていました。

例えば、864年貞観噴火では阿蘇山が噴火、868年播磨国地震、869年貞観地震、871年鳥海山と874年開聞岳が噴火しました。

さらに、878年相模・武蔵地震、880年出雲の地震、887年仁和地震が発生しました。

また、1707年宝永噴火の時にも、1703年元禄関東地震、噴火の49日前には宝永地震が発生しています。

そして、現在国内で火山の噴火が次々起こっています。

  • 桜島 2021年5月
  • 諏訪之瀬島2021年5月
  • 桜島2021年4月
  • 諏訪之瀬島2021年4月
  • 薩摩硫黄島2020年10月
  • 西之島2020年8月
  • 阿蘇山2020年6月
  • 口永良部島2020年5月

こられらをどのように関連付けるかは難しいですが、地震活動期に入っていることは間違いないため、各個人が事前の対策を十分に行うことが大切です。

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