九州を襲った令和2年7月豪雨では、多くの人が避難所の生活を余儀なくされました。そこで実際に活用されたのが、テントなどのアウトドアグッズです。
災害時にはライフラインが止まるため、アウトドアキャンプと同じような状況になります。なのでアウトドアのキャンプ用品は災害時に役に立ちます。
昨日放送された「テレビ東京WBS 白熱ランキング アウトドア専門店 エルブレススタッフが選ぶ災害時に役に立つアウトドアグッズランキング」を補足しつつ、私自身が役に立ったグッズを紹介します。
災害時に役立つアウトドアグッズ。避難生活で活躍します!
まずは10位~7位。

10位 アウトドアワゴン(折り畳み式)
災害時に水や物資を運ぶのに便利なワゴンです。
特に災害給水ステーションなどでポリタンクに水を入れて運ぶ時に便利です。ポリタンクは20L(サイズ:22×11×高さ26cm)がスタンダードです。給水時にポリタンクがあると便利です。
9位 サバイバルシート(アルミシート)
サバイバルシートは、体温を維持するための薄い保温シートです。レスキューシート、エマージェンシーシートとも呼ばれており、体に巻き付けることで輻射熱によって保温します。
特に冬の避難生活は、避難所、車中共につま先が冷たくなります。これを冷える部分に巻いて、さらにサランラップを巻くとかなり温まります。
8位の簡易トイレも同じく、100円ショップでも売っているものでも十分だと思います。
8位 簡易トイレ
1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災での、各ライフラインの復旧までの日数は図のようになっています。
東日本大震災 | 阪神淡路大震災 | |
---|---|---|
電気 | 6日 | 2日 |
水道 | 24日 | 37日 |
ガス | 34日 | 61日 |
さらに、内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によれば、各ライフラインの復旧目標日数は、電気で6日、上水道で30日、ガスで55日となっています。
ここまでになれば、避難所生活を余儀なくされますが、家に帰えり数日過ごす場合でもあれば非常に役に立ちます。ちなみに仮説トイレの設置には2日程度はかかります。
また、スーパーのビニール袋と新聞紙で応急トイレとすることもできます。
7位 ポンチョ
ポンチョは、衣服の濡れの防止だけでなく、屋外での着替えや簡易トイレの使用時にも使えます。

続いて6位~4位。

6位 熱中症対策グッズ
熱中症は「高い気温と湿度・日差し」と、「激しい運動や水分不足」が組み合わさることで発生します。
災害で停電や断水が発生すると、エアコンなどが使えずに室温が上がり、飲食を控えるため水分不足となります。
特に夏場の避難所やライフラインが止まった自宅は、熱中症の危険性が高まります。
5位 コンパクトマットレス
人気なのは「空気を入れるタイプ」で「自動膨張式」のものです。
「自動膨張式」は、バルブを緩めると空気が自動で入ります。
避難所の床に寝ると腰痛や体温低下になるため、その防止になります。
4位 コンパクトテント
人気なのがワンタッチ式のものです。組み立てが簡単で誰でもすぐに設置できます。
令和2年7月豪雨の避難所では一部テントが屋内に設営して、プライバシー確保を行ったケースもあります。

避難所にいれば、食料や日用品の配給を受けやすく、情報を得やすくなります。
一方、屋外テント生活の場合は、配給を受けられない場合もあります。避難所生活者以外にも支援物資を配るかどうかは、避難所運営者の裁量によることが多くなるため注意してください。
続いて3位~1位。

3位 保存食
5年常温保存が可能で水でも作れる「アルファ米」保存食シリーズは人気商品になっています。
お水不要で中のものをかき混ぜるだけで食べられる商品もあります。
2位 軽量&コンパクト調理グッズ
アウトドアの調理器具として欠かせないクッカーは、湯沸かし、飯盒、フライパンにもなる万能小型調理器具です。これとガスコンロを組み合わせばどんな料理にも対応できます。
1位 多機能LEDランタン
扇風機付き、個別で切り離して使えるものなど様々な機能が付いたものがあります。
この商品は、ランタンと着脱式の懐中電灯2つがついており、USB充電と乾電池が使えるようになっています。
あと個人的には”食品用ラップ”は様々なものに使えるためおすすめします。